はじめに
GNS3はCisco IOSのエミュレータとして有名ですが、Extremenetworks社製のExtremeXOS(EXOS)も動かすことが可能です。その手順について記載します。
前回、GNS3テンプレートファイルを準備しました
手順
5.GNS3起動と設定
ここまでの作業で、VMware Player上でGNS3-VMが稼働し、EXOSのGNS3用テンプレートが用意されました。
次はGNS3とGNS3-VMの接続設定となります。
記事を書くにあたり、実際にインストールして私もハマりました。。
他の方も書いてますが、VMware Player Pro(有償版)を使う分には問題なさそうなのですが、無償版で使う場合 VMware VIX というAPI機能を提供するプログラムが無いと動作できません。
最新はVIX1.17っぽいです。しかもこのバージョンVMware Player 14までしかサポートしておらず・・・
今回はVMware Player 15を使ってます。。さてどうすんべ、、、と探していたところコンフィグファイルを修正する事で動作する記事をみつけたので、その対応をします。
VMware VIXのインストール
下記からVIXをダウンロードします
https://my.vmware.com/web/vmware/details?downloadGroup=PLAYER-1400-VIX1170&productId=734
Windows版を選択
ダウンロードした "VMware-VIX-1.17.0-6661328.exe" をダブルクリックします。
セットアップウィザードが実行
ライセンス確認
インストールフォルダの確認。
(後でここに保存された設定ファイルを編集しますので、フォルダを覚えておくと良いです)
インストール開始
"Finish"ボタンを押して、終了~
VIX設定ファイルの修正
VIXはVMware Player 14までのサポートとなっているので、新バージョンを認識してくれません。なので設定ファイルを強制的に書き換えて、VMware Player 15を認識させます。
C:\Program Files(x86)\VMware\VMware VIX フォルダにある
"vixwrapper-config.txt" を修正します。
ファイル内のversionが14.0.0となっているので、
自分がインストールしたVMware Player 15のversionに書き換えます
GNS3起動
GNS3を起動しましょう。GNS3のアイコンをダブルクリックします。
初回起動なので、セットアップウィザードが起動するので、
"Run appliances in a virtual machine" を選択します。
(Don't show this againにチェックを入れておくと、次回からウィザードは起動しません)
デフォルト値のままでOKです。
Next>
下記が表示されたらGNS3-VMとの接続が成功してます。
Next>
VMware Player 15に展開した仮想マシン名が自動で表示されます。
確認して、Next>
連携設定が完了すると下記のように表示されます。
Finish!
GNS3で下記のようにServers Summaryに2つ表示され、それぞれが緑表示になっていれば正常に完了しています。
この連携により、 GNS3を起動/終了に合わせてVMware Player 15も起動/終了するようになります。