AirDefenseという製品ご存じですか?
日本ではあまり聞かないかもしれませんが、Wireless IPSとしてそこそこの歴史もある製品です。こちらもいつか紹介したいとは思ってますが機能が多すぎて・・・どこから手をつけて良いのやら。
このAirDefenseの簡易版、機能限定版といった方がよいかな?
これがExtreme Cloud Applianceで稼働します。しかも無償で!
無償なんです!
大事なことなので2度言いました(笑)
Docker機能
XCAはDocker機能を有しており、アプリケーションを動作させる事が可能です。
Dockerアプリとして AirDefenseが動作し、これがAirDefense Baseという製品です。
AirDefense Base構成
XCA本体 + AP本体 + ライセンス関係(Activation Keyと永久ライセンス)
APはTri-Radio対応がおすすめです。
Radio1 / Radio2をユーザへのデータ通信で使い、Radio3をセンサー専用で使う事によってAP設置台数を増やすことなく、かつデータ通信のパフォーマンスを落とさず利用可能となります。
Tri-RadioじゃないAPの場合、Radioをユーザデータ通信とセンサーでシェアして使うか、センサー専用APの設置が必要で、パフォーマンスが落ちるかAP設置台数を増やす必要があります。
AirDefense Base機能
AirDefense Baseは下記機能に限定されていますが、侵入検知システムとして最低限の機能は持っているかと思います。
さらにPCIコンプライアンスに対応したレポート機能があります。PCIコンプライアンスとはクレジットカード業界におけるグローバルセキュリティ基準で、この基準に無線環境が対応しているか確認する事が可能です。
- Rogue AP detection
- Rogue Client detection
- PCI Compliance Reporting
AirDefense Baseインストール
Dockerファイルの準備
AirDefense BaseのDockerファイルを準備します
Extreme Portalサイトがあり、そこからダウンロード可能です
https://extremeportal.force.com/ExtrLogin?startURL=%2FExtrSupportHome
メニューの Products - Extreme Wireless
Air Defenseを選択
AirDefense Base 10.3.0-09 を選択し、ダウンロードします。
XCAへDockerファイルを追加
Administration - Applications から AirDefense Base項目の "+" を押す
UPLOADボタンを押す
AirDefense BaseのDockerファイルを選択
ファイルが選択されたら、OKボタンを押してアップロードを開始
Dockerアプリの起動
スタートボタンを押して、アプリケーションを起動。
以上でインストールは完了です!
次回は設定編を書きたいと思います。